このような症状がでることがあります
- 胸がドキドキする
- 息切れがする
- 手がふるえる
- 体重が減る
- 汗がよく出る
- 微熱がある
- 眼が出ている
- 落ち着きがない
- 食欲が非常にある
- 下痢
- 月経不順
- 不妊症
(C) Yokosuka Thyroid Clinic
全て当日に結果がわかります(採血時刻の制限があります)。
バセドウ病に合併することがある眼の病気です。多くはバセドウ病発症の前後数か月に発症するとされています。
眼球の奥にある筋肉や脂肪に炎症が起こり、まぶたのむくみ、眼球が出てくる、複視(物が二重にみえる)などの症状がおこります。日本人は眼の周辺の骨のつくりにより症状が出現しにくいため、注意が必要です。
診断には眼のMRI検査が必要になります。
治療法は、眼球の奥へのステロイドホルモン注射やステロイドホルモンの点滴、眼球の奥の組織への放射線照射がありますが、完全にもとに戻すことは難しいこともあります。また治療できるタイミングは炎症が強い時期に限られるため、早期発見が必要です。
より詳しい検査や治療が必要と判断した場合は専門の眼科へ紹介させていただきます。
甲状腺ホルモンの分泌を抑える薬を内服していただきます。白血球の減少による発熱、湿疹、肝臓の障害などがおこることがあるため、内服してから2-3か月は副作用のチェックのために2週おきに検査する必要があります。もし副作用が疑われる症状がありましたら、当院へご連絡をお願いいたします。とくに発熱は入院治療が必要になることもあるため、注意が必要です。
甲状腺ホルモンが安定してきたら、薬の量を減量していきますが、中止すると再発することがあるため、病気の状態を見極めながら中止の時期を判断いたします。
内服治療では改善がない場合や甲状腺の腫れが大きい場合に、放射性ヨウ素が入ったカプセルを内服して、内部から甲状腺を破壊する方法です。甲状腺の破壊によりホルモンの低下が期待できますが、甲状腺機能低下症となり、甲状腺ホルモンを内服することもあります。妊娠を控えた女性や20歳以下の若年者(例外あり)ではこの治療は原則としてできません。甲状腺ホルモンの状態、甲状腺の腫大の具合などにより、通院での治療と入院での治療のどちらがよいかを患者様と相談しながら、判断いたします。
甲状腺を全て手術で取り除く治療です。1週間程度の入院が必要になります。近年は手術の技術、器具が進歩したため、ケロイド体質などでない限り、傷跡はかなりきれいになることが多いようです。治療後は甲状腺ホルモン剤を一生内服する必要があります。